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キューバの日系人

『108年の幸せな孤独 キューバ最後の日本人移民、島津三一郎』を読み終えた。
去年7月に亡くなったキューバ最後の日本人移民1世、島津三一郎さんを中心としたキューバの日系人を追ったドキュメンタリーだ。

恥ずかしながら、私はキューバの移民について全く知らなかった。
アメリカやメキシコ、ブラジルの日系移民は有名で、特に私が育った愛知は、ブラジル移民2世がたくさんいて身近だった。だが、キューバについては無知だった。

第二次世界大戦中、アメリカで日系移民が収容所に送られたが、キューバでもそうだったという。
『108年の幸せな孤独 キューバ最後の日本人移民、島津三一郎』の筆者は、島津さんにそのころの話をしてもらおうとするが拒否される。そこで、他の日系移民の2世から話をきく。2世は、当時は子どもで、父親が両脇を兵士に抱えられて収容所に送られる後ろ姿を見たという。

島津さんたち日系1世がキューバに渡ってきたのは、貧しくキューバで一旗揚げるためだった。だが、うまくはいかない。痩せ細った体で収容所から出て、平穏な時代があったものの、次はキューバ革命。
逞しいというよりも、生きなくてはいけなかった。

そして、私が驚いたのは日系2世の中にキューバ革命の戦士がいたこと。
明らかに顔つきがキューバ人と異なる彼に、チェ・ゲバラも気づいて話かけたとか。

昨年年末、ハバナで現地ツアーにのったとき、ガイド氏がプラネタリウムやJICAの援助で修復された建物の説明をし、「キューバと日本は、昔から縁があるのです」と言った。ツアーには、アメリカ人やスウェーデン人の参加者もいたので、キューバと日本の関係の話はそれでおしまいだったのだが、ガイド氏は日系移民のことを言っていたのかもしれない。


108年の幸せな孤独 キューバ最後の日本人移民、島津三一郎

108年の幸せな孤独 キューバ最後の日本人移民、島津三一郎

  • 作者: 中野 健太
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2017/01/25
  • メディア: 単行本



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