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キューバの五寸釘

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駆け足で、この年末にキューバ、ハバナに行ってきた。
去年アメリカとの国交を再開し、これからキューバは急激に変わるだろうとのことで、おっとり刀で駆け付けた格好だ。
ここのところ、すごい勢いで観光客が増えており、ホテルの確保が難しく、私もようやく空室を見つけた。需要と供給の関係で、ホテル代は高い。まったくこんなところだけ資本主義。キューバは、まごうことなく社会主義国家だというのに。

私はチェコに住んでいたし、添乗員をしていた頃、旧共産圏によく行った。だから、ハバナ空港に到着したとき、なんとなく郷愁を感じてしまった。社会主義国家では、とにかく並ぶ。なんでも並ぶ。空港に着いた途端、荷物のピックアップに1時間かかったのを皮切りに、両替、タクシーと長蛇の行列に並んだ私。こういう時は、おとなしく並ぶ。仕方がない。それが掟。あらかじめホテルには、利用便を連絡してあったので、すぐに部屋に入ることができるように支度してくれていたのでよかった。それでも、ベッドに入ったのは、真夜中の2時を過ぎていた。予定通りだったら、日付が変わる前に床に就いていたのだが。

翌朝、有名な革命広場に行ってみた。壁に巨大なチェ・ゲバラの顔が描かれている建物に面した広場だ。社会主義国家の特徴として、とにかく広い広場がある。これは、労働者諸君が集会をするためだ。だだっ広い革命広場の端では、観光用にショッキングピンクに塗られたクラシックなアメ車の運転手が客引きをしている。
ベルリンの壁が崩れ、旧東欧は急激に変わったが、それと同じ匂いがする。

そして、マレコン通り。
映画「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」の最初のシーンにでてくる海沿いの道路だ。波が高い日は、堤防を波が越え、海水が道を洗う。私も、波が堤防を越えるのを見た。なかなかの迫力。
このマレコン通りにアメリカ大使館があり、星条旗がはためいている。キューバとアメリカ、今や両国には国交があるので、当たり前だ。
ところで、その前に無数の旗ポールが乱立している。聞くところによると、カストロがアメリカ憎しとここに大量の黒旗を掲げたという。まさに「呪いの五寸釘」である。 まったく気味が悪い。恐らくは、この五寸釘もそのうち撤去されると思う。

フィデル・カストロもチェ・ゲバラも、英雄扱いするのはいいが、すでに鬼籍に入り過去の人だ。
そして、ベルリンの壁が崩れた26年前から、マルクス、エンゲルスはすでに古典となっている。
またひとつ、世界から社会主義国家が消えようとしている。

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