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ドイツでのアタックが4回

この1週間ほどで4回も起こったドイツでの事件。
テロではない案件もあるので「事件」としか書けないのだが、英語だと、どれも「アタック」だ。
つまり攻撃されたということ。
去年の大晦日に起こった事件も衝撃的だったが、今回は死者もでている。いったいドイツはどうしたのだろう。

7/19には、ヴュルツブルク近郊の列車内にてアフガン系少年が斧で乗客を襲撃。
7/22にはミュンヘンのショッピングセンターで、イラン系の少年が発砲。7名死亡。
7/24にはアンスバッハのミュージックフェスティバルの外でシリア人難民申請者男性が自爆。1名死亡。
おなじく7/24にロイトリゲンでシリア人難民申請者男性がなたで襲撃。1名死亡。

テロだと思われるのは、7/24のアンスバッハだけだが、犯人がすべてイスラム系であろう外国人であるのが気になる。
シリアからの難民がドイツをめざして大移動してから、約10か月ほどたつ。
ドイツは子どもや女性、老人だけでなく、壮年男性まで受け入れて大丈夫なのかという議論はあったのだろうが、そんな心配が的中したのかもしれない。

第二次世界大戦後、ドイツは戦争で若い男性が亡くなってしまい働き手がおらず、トルコからたくさんの労働者を受け入れた。問題はあるものの、おおよそはうまくいきドイツは発展した。
一方、フランスは戦前の植民地支配がひどく、イスラム系の人々からの恨みは相当なもので、フランス人も、どこかで仕返しされるのは仕方がないと思っているフシがある。
ドイツとフランスは、隣同士でも決定的に異なる。
だから、ドイツの人々のショックは相当なものだと思う。

台北のスコール

DSCF1724.jpg
駆け足で台北に行ってきた。
思い立ったら、パッと行くことができるのが台北のいいところ。
今回は、9年ぶりに友人に会えるので、さらに楽しみだった。

彼女とは、フランクフルトの語学学校で一緒だった。とても明るい性格の女の子だ。
会ってみると、9年の年月はなんのその。くるくると動く彼女の丸い目はそのまんま。
共通言語はドイツ語なので、ドイツ語で話したのだが、台北の街中で台湾人と日本人がドイツ語で会話しているのは、傍からみたら、ちょっとシュールかもしれない。
なんのことはない、9年前とおなじく日本の俳優の噂話がおしゃべりのテーマ。

台北には二晩泊まったのだが、二日とも夕刻にスコールがあった。
友人によると、いつもこんな風なんだとか。某有名小龍包屋の前のアーケードで、雨宿りをしながらそんな話をした。



旧ユーゴスラビアの歌姫

残念ながら日本ではそれほど有名ではないけれども、かつての旧ユーゴスラビアの歌姫のヤドランカさんは日本で活動していたことがある。
おとといヤドランカさんが亡くなったと聞いた。

私は、ヤドランカさんにインタビューの機会を与えていただき、彼女の故郷「ユーゴスラビア」の話を聞いた。そして、ヤドランカさんの歌の歌詞は「セルボ・クロアチア語」だということも。
レコーディングのため日本に来ていたとき、母国の内戦が激しくなり帰るに帰れなくなり、日本で活動していた方だ。今は、「ユーゴスラビア」も「セルボ・クロアチア語」もない。それぞれの国、それぞれの民族のことばということで、国もことばも分裂してしまった。

ヤドランカさんは、サラエヴォ・オリンピックのテーマソングを歌ったユーゴスラビアの歌姫。チトーも、ヤドランカさんの歌が好きだったと聞いたことがある。

6-7年前だったと思うが、JICAのイベントでヤドランカさんの弾き語りを聞いたことがある。そのとき、ご自宅で転んでしまったとかで、足を悪くされていた。そして、東日本大震災の頃にお国に戻られたようだ。
旧ユーゴ、今はボスニア・ヘルツェゴビナがヤドランカさんの故郷で、そこでずっと闘病生活を送られていた。ALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病だったらしい。

最期まで、たいへんな苦労をなさったヤドランカさん、どうぞ安らかに。

↓ 売り切れでプレミアつきの古本しかありませんが、ヤドランカさんのインタビューが載っています。





アドリア海のおはよう波―シンガーソングライターヤドランカの音とひかり

アドリア海のおはよう波―シンガーソングライターヤドランカの音とひかり

  • 作者: ヤドランカ
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2009/10
  • メディア: 単行本



沖縄の地理

海兵隊を解雇されたロバート・D・エルドリッヂ博士の『オキナワ論』を読み終えた。
発売されてから、話題になっている本だ。

沖縄には、米軍の基地があり、昨今、それをどこぞやに移転させるだなんだと姦しい。博士の本を読むと、その議論の全貌が見えてくる。本州には、なぜか流れてこない情報が満載だからだ。

ふつう日本地図は、北海道を上にしたものを見慣れている。
ところが、地図をぐるっとまわしてみて、中国大陸から日本列島を見てみるとビックリする。中国から太平洋にでようとすると、日本列島は砦のようになっていて、沖縄はその中でもちょうど通過ポイントのようなところに位置している。
東京を起点としないと、見えてこないものが見える。

歴史は陣取り合戦だ。沖縄のもめごとは、どこに利益があるのか考えてみる必要がある。
ところで、かつて成田の三里塚で暴れていた、いわゆる過激派が沖縄に移ったという話もきく。



オキナワ論 在沖縄海兵隊元幹部の告白 (新潮新書)

オキナワ論 在沖縄海兵隊元幹部の告白 (新潮新書)




包囲された街

友人に勧められた本を読み終えた。
かつてユーゴ紛争のとき、サラエボで幼少時代をすごした人のメッセージを集めたものだ。
いまだにサラエボでは、当時の銃弾の跡が残っている。実際にそれを見ると、おぞましさにゾッとするのだが、リアルなメッセージを読むと、平和の尊さを改めて感じる。


サラエボは盆地であるので、包囲しやすかった。そして、民間人が狙われるというとんでもないことが起こったのだ。子どもも犠牲になり、仲良しの友人や家族が殺されたり、自分が怪我をしたり、そんなことが日常だった。

今、当時のサラエボと同じ状況に陥っている土地がある。個人としては何もできないとしても、世界で何が起こっているか、知っておくことは非常に大切なことだと思う。



ぼくたちは戦場で育った サラエボ1992─1995

ぼくたちは戦場で育った サラエボ1992─1995




大晦日の出来事

去年のクリスマスイブの朝、私はウィーンにいた。
前日までまったく姿が見えなかった武装した警官が、街中に立っているのに気付いた。
警官同士、なかよくおしゃべりをしているので、緊張感はゼロだが、何かヘンだとは思った。
そうしたら、オーストリア当局がヨーロッパのどこかでテロが計画されているという情報をGETしたとか。
オーストリアは冷戦時代からスパイのメッカ。その後、ブリュッセルでテロリストの逮捕劇があったので、どうやら標的はウィーンではなかった模様。だが、警備してもらえるのはありがたい。

ところで、大晦日のドイツはひどかった。世界遺産の大聖堂で知られるケルンは、私がボンにプチ語学留学をしていたときに、しょっちゅう通っていた大好きな街だ。ここで、多くの女性が襲われたという。今まで考えられなかったことだ。そして、容疑者18人は亡命希望者だという。
まだ10代の女の子も強姦されたときいて、私はドイツ人ではないけれども、無節操に難民を受け入れた能天気さに怒りを感じる。
(ここにリンクを貼りますが、閲覧注意です)
(こちらは動画。同じく閲覧注意です。)

ご年配の方、お子さん、女性、怪我や病気の方などの難民は、保護すべきだと思う。
そして、そういった方々を受け入れるドイツ国家には敬意を表する。
ただし、今回は保護すべきでない人物も少なからず含まれている。
シリアには、きょうだいに男性が1人しかいない場合をのぞき、期間一年半の徴兵制がある。跡取りがひとりしかいない家庭をのぞき、シリアの壮年男性は、すべて軍事訓練を受けている予備役軍人だ。
ドイツ国民は、このあたり、どう考えるのだろうか。

アデーレに会いたい

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私がウィーンにいた2006年のことだが、クリムトの「アデーレ・ブロッホバウアーの肖像」がウィーンから、アメリカへ移動した。街中あちこちに「さようなら、アデーレ」と書かれたポスターが貼ってあった。
私は、この時期、クリムトの絵を見にベルベデーレ宮殿に行ったのだが、すでに「アデーレ・ブロッホバウアーの肖像」はなかった。
それ以前に、幾度となく見ている絵ではあるのだが、アデーレに「さようなら」が言えなかった。

ずっと気になっていたのだが、先週、ようやく「アデーレ・ブロッホバウアーの肖像」に再会できた。
今は、ニューヨークのノイエギャラリーにあるのだ。
ウィーンのベルベデーレ宮殿にあったころの「アデーレ・ブロッホバウアーの肖像」は、広いスペースをとって、シックな壁にかけられていたものだが、ノイエギャラリーでの扱いを見て愕然としてしまった。
狭い部屋に、安っぽい板が貼られ、そこにかけられていたのだ。

今、「黄金のアデーレ 名画の帰還」という映画が上演中で、私も見てきた。
正直、なんだかしっくりこない作品で、どうしてだろう、と考えたのだが、スピルバーグの「シンドラーのリスト」と同じ匂いがするからだと気が付いた。
エスティ・ローダーの子息であるロナルド・ローダーが、アメリカにきた「アデーレ・ブロッホバウアーの肖像」を1億3500万ドルで買い、ニューヨークのノイエギャラリーにおさめている。映画では、ローダーの購入額のことなどでてこない。

ノイエギャラリーで再会したアデーレは、私にはとても悲しそうな顔をしているように見えた。
ウィーンにあったほうが、大切にしてもらえただろうに。

床屋さんとわたし

最近、床屋さんに何度か行った。
小学生以来だから、なんだか新鮮だ。小学生のときは、父と近所の床屋さんに通い、ちびまるこちゃんよろしくオカッパ頭をキープしていたものだ。

近頃の床屋さんでは、女性客を呼び込もうとしているところがある。私が出かけたのはそういったところ。
美容院では顔剃りはやってもらえないので、時々専門のサロンに行っていたのだが、床屋さんでもやってもらえるとのこと。
さっそく行ってみると、女性理容師さんが担当してくれ、女性客を意識したのか、カーテンをひいて個室状態にしてくれるというサービス。最近はじめたサービスらしく、店長らしき人がこちらを気にしているのがわかった。
もちろんプロの技できれいにしてもらった。それに専門のサロンより、ぐっとリーズナブル。これは、口コミで利用客が増えると思う。

別の床屋さんにも出かけた。髪を染めてもらおうと思ったのだが、近所の床屋さんが女性客も対応し始めたので試しに行ってみたのだ。
床屋さんで、ふだん美容院でやってもらうカラーリングをしてもらうというのも変な感じだが、余計なサービスは一切なくすがすがしい。髪を洗って乾かすときも、ブラシをいろいろ使いわけてブローするなんてことはせず、手ぐしでガーっと乾かしてゆく。ちびまるこ時代の床屋さんと一緒で、なんだか懐かしい感じ。

女性でも床屋さんはけっこう使えるんだなぁ、と最近気が付いた次第。

ヨーロッパへ向かう難民

先週末はヨーロッパは大混乱だった。
ハンガリーのブダペストにたどり着いたシリア難民がドイツを目指したからだ。
ずいぶん前から、シリア難民は、ギリシャなどに辿りついていたのだが、その時はニュースの片隅にひっそりという感じで話題にもならなかったと思う。
彼らは、マケドニアやセルビアなど、バルカンの国を北上してゆき、ハンガリーへ。
そして、目指すドイツが身近になったというところで、急に大きなニュースになった。
ニュースを「西側」から発信するからだろうか?
マケドニアやセルビアも、あまりにもたくさんの難民に困っていたが、さほど大きなニュースにはならなかった。

彼らがなぜドイツを目指すかというと、難民を受け入れるということに加え、お金までもらえるからだ。
命からがら逃げだして、やっとたどり着いた国。ここから、さらに過酷な旅を続けるよりも、最初にたどり着いたギリシャなりで難民キャンプをつくるほうが合理的だと思うのだが、ギリシャでは嫌らしい。
これから、EU内で分担して難民受け入れをするとのことだが、希望ではない国に割り振られて混乱は起きないか心配になる。
それに、ドイツも、裕福な国ではあるけれども、無尽蔵に金があるわけではない。
旧東ドイツは、貧しい地区もあり、昨今その不満が移民に向けられて問題になっている。
困っている人に手を差し伸べるのは、人として当然のことだけれども、難民がその標的にならないことを願うばかりだ。

フィリピン人と話すわたし 2

オンライン英語スクールは、ちゃんと続いている。
フィリピン人は明るいので、話していて楽しい。
スカイプは、天候が悪いと接続がよくないということを初めて知った。
ヘッドホンから聞こえてくる講師の声の向こう側で、雷がゴロゴロしているとパシッと接続がダウンしてしまうことがある。そういう場合は、再接続して、レッスン再開だ。

英語を再勉強していると、今まで気を付けて考えなかったけれども、日本は英語を学ぶ環境が整っていると思う。
私が中学生で英語を勉強し始めたころは、学校のほかはNHKの語学講座くらいしかなかった。
NHKの講座は素晴らしいのだけれど、英語に触れるチャンスとしては少ない。

オンライン英語スクールの講師に勧められたのが、ポッドキャストの「TED」だ。
何だろうとおもったのだが、これはNHKのEテレのスーパープレゼンテーション。私は、ときどきぼんやり観ている。
ポッドキャストにもなっているとは知らなかった。さっそく見始めたところだ。

それに、英語の本もたくさんある。
どれを選んだらよいのか、サッパリわからないくらいたくさんあるが、NHKの語学講座に登場する大西先生
説明がわかりやすいので、先生の本を一冊読んでみた。
もう10年くらい前の本だが、面白い。受験英語で習った文法をことごとくぶった切っているのだ。

語学は、使えなくては、いくらテストの成績がよくても仕方がないものだし、その勉強も楽しくなくては続かない。
今の日本は、勉強しようとすると、とてもいい環境にあるのだと、今さながらに気が付いた次第である。


ハートで感じる英文法―NHK3か月トピック英会話 (語学シリーズ)

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  • 作者: 大西 泰斗
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  • 発売日: 2005/12
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